おくるみ
集まった綿を
糸そして「おくるみ」へ
お世話になっている
織物教室のS先生は、歴史に大変興味をお持ちの70代。
私もまた、そんな先生のお話を聴くのが大好きです。
ある日、棉の普及についてお話をして下さいました。
棉が庶民の衣服の原料として普及されたのは、あとの時代だそうですが、その普及と共に
「日本人の人口が増加した」という話もあることを教えて頂きました。
これが正確な話かどうかは追求するところではなく、
現在、日本が抱えている問題「日本人の減少」は国の死活問題です。
ものが豊かでなかった時代。
保温性に富んだ綿は、その時代の救世主のようだったかもしれません。
ものに溢れる現代は、その影響も加わり、
心を豊かに保つことが難しい時代だと思います。
そのような中でも、生まれてきてくれる無垢な子供達。
その子供達をみんなの愛で優しくくるむ
イメージで、
みなさんが育てて下さった綿を使用し
「おくるみ」を創りあげることに挑戦しています。